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happy new year 2012 2012.01.04

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
 
 昨年は東日本大震災により多くの方々が多大な被害を受け、改めて自分たちの仕事や生き方、価値観を考えさせられる日々を送りました。新しいものを作ることや成長することにすら疑問を感じ、一度立ち止まって自分たちの存在意義をも考える一年だったように思います。そんな中、去年12月に10周年を迎えた弊社としての「次の10年、ペブルの20年目までの目標」をここに記しておきたいと思います、自分自身の為にも。
 
 2001年にペブルを設立してからの10年は、会社として、そして三橋 一個人として「社会に適合する為」の試行錯誤の10年でした。スタッフのみんながそんな自分につき合ってくれたことを心から感謝しています。まだ適合できているかどうかは定かではありませんが(苦笑)。さて、これからの10年、まだまだ試行錯誤が続くことはもちろん覚悟の上ですが、思い描くのはもちろん、もう個人的なものではありません。今ペブルにいるみんなと、新たな目標へと向かっていければと思っています。とは言いましても、実は今はっきりとした「目標」をここに提示することは正直できません。強いて言うなら、そこをじっくりスタッフみんなと考えていきたい、そんな思いです。
 
 今自分の中で大きく比重を占めているテーマは自分やスタッフの「働き方」、そしてインテリアデザイン事務所として目指すべき「目標」それ自体です。物販店に特化して来た弊社が今後新たにブランドを獲得して成長を続けていくと言うことは、言い換えれば既存のインテリアデザイン事務所がデザインしているブランドを弊社が奪っていくことに他なりません。それがビジネスなんだと言ってしまえばそれまでなのですが、それじゃなくても国内では右肩上がりの成長が見込めなくなってきているこの物販の世界で、さらにインテリアデザインのシェアを拡げていくこと、それ自体に多少なりとも疑問を抱いてしまっているのは事実です。ただただ「成長」「拡大」と声を大にして言っても、どこか違和感を感じざるを得ないのが本心なのです。
 
 そんな中で、弊社が、そしてスタッフみんなが、どのように働くことが今後もインテリアデザイナーとして、また一人間として理想的なのか、それを日々模索しています。そして、今重要なのは、ただただ「成長」を口にするのではなく、一度立ち止まって、自分たちの目指すべきものがどこにあるか、自分たちの「理想」を改めてはっきりと見定めることなのだと思っています。何が自分たちに重要で、何を守っていきたいか。それをじっくり考えて、話し合って、そうして見えて来た目の前の小さな目標を、立ちはだかる大きな壁を少しずつ崩して、10年かけて新たな価値のあるインテリアデザイン事務所を目指して行ければと思っています。
 
 10年後、自分達や自分達の家族が、誰と比べる訳でもなく自分たち基準で十分幸せで、その頃インテリアデザイナーを目指す若者達にどこよりも「入ってみたい」と思ってもらえるようなインテリアデザイン事務所で有れたらいいなあと思っています。
 
平成二十四年 元旦
有限会社ペブル 代表 三橋 崇

弊社のインテリアデザイン 5/5 2011.10.21

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今回は「ショップリサーチ」について。

ヒアリングの際にお客様から「参考にして欲しい店」と伺ったいくつかのお店が有れば、あくまでも参考例としてですが、まずはそれらの店をできる限り見に行きます。ただし、海外の街並みや店などで到底見に行けないような場合もございますし、特に参考となる店が無く、雰囲気やイメージだけのご要望の場合ももちろん多くございます。そこで、ご希望されている雰囲気を演出しているような店が他にも存在しないかを事前に探しておき、行ける範囲内であればそれらも併せて見に行きます。
 
 インターネットや本、雑誌からだけでなく、実際の店や街で参考例を見つけてじっくり観察することで「なぜ自分たちが演出したい〇〇な雰囲気がそこから感じられるのか?」などを感覚的にも、論理的にも探っていけます。それらはデザインを進めていく上でとても大切なヒントになってきます。そして、それらの参考を生かしつつ、オリジナルな解釈を交えて、よりお客様に相応しいデザインコンセプトをご提案すべくイメージコラージュと合わせてコンセプトメイクを進めていきます。
 
 余談ですが、ショップリサーチは「お客様と一緒に回ること」が最も有効です。そうすることでお互いのイメージをより一層共有し易くなりますし、共通認識が増え、その後の話も大変スムーズになります。ただし、お客様にお時間を頂くことになりますので、どうしても必要なときに限り弊社ではご同行をお願いしております。

弊社のインテリアデザイン 4/5 2011.10.08

今回は「マテリアルの選定」について。

「マテリアル」とは内装に使用する全ての材料のことです。内装におけるマテリアルを書き出すと切りがないので、ここでは省略させて頂きますが、マテリアルのどれもが、各々何十社もメーカーがあり、何百という異なる表情の素材を取り扱っています。それらをカタログで選んでサンプルを取り寄せて見たり、ショールームに行って現物を見たり、施工業者にその素材をいくつか使って新たなサンプルを作ってもらったり、場合によっては一からオリジナルを作ったりして、自分たちが思い描く空間により近い素材を選定していきます。

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マテリアルの選定はとても重要です。いくらスケッチや図面でバランスよくデザインされたように描けても、什器や造作のディティールにこだわっても、CGパースでどんなにリアルに具現化して見せても、実際に店舗ができあがったときにマテリアルに望ましい表情が出ていなければ一気にその感動は薄れます。逆に言えば、店舗が出来上がったときにお客様の想像以上の表情を見せてくれるのもマテリアルです。それが例え 施工費削減の為に当初貼る予定だったフローリングが貼れず塩ビに変える時でさえも、当然同じ手間をかけてより相応しい塩ビを探し直します。マテリアルはそれだけ丁寧に選ばないといけないと考えています。

弊社のインテリアデザイン 3/5 2011.10.05

今回は「最終デザイン提出」の内容についてご説明致します。

 ラフデザインに対する率直なご意見を踏まえて、最終デザインを仕上げていきます。最終デザイン提出ではご要望に応じて、CGパースか模型のどちらかをご用意します(模型の場合、別途料金となります)。
 
 基本的には弊社の最終デザインの提出物は「CGパース」です。CGパースは実際にお店が出来上がった際の「お客様の目の高さ」からの見え方を確認するのに適しており、模型よりもディテールもリアルで細部の確認にも適しています。ただしアングルは限られますので、CGパースの数カットで全体をイメージしてもらうことになります。
 
 その点、模型は手に取って上から見たり、正面から見たり、潜り込んで店内から見たり…と自由に動かしながら全体を見回せます。模型をご希望される方は、継続して同じデザインの店舗出店を考えていらっしゃるような「ブランド」の方が多く、デベロッパーとの出店の交渉がし易いなどの理由から製作を依頼され、社内のプレスルームに模型を置いておくことを希望される方もいらっしゃいます。ただし模型制作には時間がかかりますし、料金も別途かかりますので、CGパースのみをご希望されるお客様が最近はほとんどです。
 
CGパース
ラフデザインの完成後、製作に1週間〜10日ほどかかります。最近はアプリケーションも充実し、よりリアルなパースをお見せ出来るようになりました。デザインを検証する上では十分な精度です。模型と比較すると、変更があった場合に微調整も簡単です。
 

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模型
制作に最短で2〜3週間ほどかかります。1/30〜1/50サイズで製作することが多く、模型サイズが大きいもの、細かいディテールまで必要なものなど、内容によっては1ヶ月かかることもあります。CGパースほどではありませんが、マテリアルもかなりリアルに作り込みます。

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弊社のインテリアデザイン 2/5 2011.09.30

 今回は、前回ご説明した「コンセプト決定」の次の段階「ラフデザイン提出」までの過程をご説明致します。

 コンセプトマップが完成し、デザインのディテールまで少しずつ見えてくる段階に入ると「土台」は随分出来上がってきたことになります。とは言えまだ土台レベル。この段階で想定されるレイアウトを実際に図面に落とし込んだり、スケッチを重ね、下記のようなことを考慮しながらさらにデザインを詰めていきます。
 
・ コンセプトをいかに実際の区画に表現するか?
・ 強調したいメインのデザインをどこに持ってくるか?
・ 動線を考慮し、いかに商品が見やすくレイアウトするか?
・ VPやPPをどこにおき、商品のボリュームをどこに持たせるか?
・ 床、壁、天井のデザインと什器や家具とのバランスは?
・ それぞれイメージに合ったマテリアルは?
・ 細かいディテールへのこだわりは? 等など…
 
 正面から引いて全体を見渡したときにターゲットとするお客様がぱっと見て「入ってみたい」と感じる雰囲気になっているかを確認したり、実際に店内に自分がいるつもりになってあちこち歩き回ってデザインのバランスや商品の見え方を確認してみたり、店内の回遊性を考慮して平面図を眺めてみたり。様々な視点からその店に相応しいと思えるデザイン、バランス、ディテールを考えていきます。そうして、何枚もラフのスケッチを重ねる中で、少しずつ全体のバランスが正確に見えてきます。それを改めて社内のスタッフ同士で話し合い、意見を出し合い、さらにデザインを固めていきます。
 
 そこで答えが見えてくると、ラフデザインの最終段階に入ります。お客様に具体的なデザインをお見せする為の「スケッチ」と「平面図」の作成です。この段階までくると、レイアウトもほとんど固まってきていますので、最終デザインと内容的には大きく変わりません。最終デザインで提出するCGパース(もしくは模型)の制作に入る前の事前確認資料とご理解下さい。

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次回は「最終デザイン提出」の内容についてご説明致します。